備前焼の分野では、金重陶陽や藤原啓など5名が人間国宝に指定されています。また有名な作家としては、安倍安人や隠崎隆一などが挙げられます。著名な人物が手掛けた備前焼はギフトに最適です。
最近では記念品などのギフトとしても人気の高い備前焼ですが、千年以上の歴史を持つ伝統的な焼き物の1つです。備前焼の作家には人間国宝に指定されている人物もおり、有名作家も少なくありません。
千年以上の歴史を持つ備前焼において、これまで人間国宝に指定された作家はわずか5名です。ここでは5名の人間国宝をご紹介します。
金重陶陽は、備前焼の名家として知られる「備前六姓」(びぜんろくせい)の1つ、金重家の分家の長男として誕生しました。当時人気の低迷していた備前焼を復興させた第一人者であり、備前焼の陶工として初めて人間国宝に指定された人物でもあります。多くの弟子を育てたことでも知られており、人間国宝の指定を受けた弟子もいるほどです。
藤原啓は、上述した金重陶陽の弟子の一人です。金重陶陽の弟子でありながらも、その作風は師匠とは対照的で、窯の中での自然の変容を活かした近代的な造形を特徴としています。素朴で寛大な作品を多数残しており、後進にも多大な影響を与えました。
山本陶秀は、備前を代表する陶工であり、金重陶陽・藤原啓と共に「伊部三人衆」の一人としても知られています。山本陶秀は備前焼でろくろ技術を用いた第一人者であり、「達人」と呼ばれるほどの高い技術を有していました。茶の湯に用いる名品を数多く残していることから「茶陶の陶秀」と呼ばれることもあります。
藤原雄は、上述した2人目の人間国宝・藤原啓の長男であり、親子二代にわたって人間国宝に指定された人物です。右目の視力が0.03、左目の視力は全く無いというハンディキャップを抱えていたことでも知られています。アメリカやカナダ、スペインなどの大学で備前焼についての講義も行っており、備前焼の発展に大きく貢献した人物の一人です。
伊勢崎淳は、備前焼で岡山県重要無形文化財保持者だった伊勢崎陽山の次男として生まれました。伊勢崎淳は、積極的にアーティストとの交流を行い、備前焼の伝統技法と現代的な造形を融合することで備前焼の新境地を切り開いた人物で、伝統と新たな世界をつなぐ5人目の人間国宝です。
続いては、多数いる備前焼の陶工の中でも特に有名な作家を何人かご紹介します。
もともとは備前焼のコレクターでしたが、現代備前に物足りなさを感じて自ら陶工になったという一風変わった経歴の持ち主です。伝統技術への敬意と斬新なデザインを融合させた個性的な作風が人気となっています。
備前焼の伝統技術を継承しつつ、自由な発想と独自の表現で備前焼の新たな道を切り開いた陶芸作家として、世界的にも注目されています。大学でデザインを学んでいたこともあり、面白い形の作品が多いのが特徴です。
人間国宝の金重陶陽を師とし、シンプルで伝統的な作風が特徴です。「酒器の神様」と呼ばれているようにその作品には酒器が多いですが、マグカップなどの作品も残しています。
千年以上の歴史を持つ備前焼ですが、これまでに5名の備前焼作家が人間国宝に指定されました。
備前焼の陶工として初めて人間国宝に指定された金重陶陽と2人目の人間国宝に指定された藤原啓は、師匠と弟子の関係です。さらにその藤原啓と4人目の人間国宝に指定された藤原雄は親子の関係で、親子二代にわたって人間国宝に指定されるという偉業を成し遂げました。
そうした人間国宝に指定された作家たちの影響もあり、備前焼は発展し今もなお多くの有名作家が生まれています。
丈夫で実用性の高い備前焼は、近年、記念品やギフトとしても人気が高まっているのです。しかし人間国宝に指定された作家の作品を手に入れることはなかなか難しいでしょう。有名作家の作品の入手が難しい場合は、オリジナルの備前焼を作るという方法もあります。
備前焼 陶吉では、オリジナルの記念品を作ることができます。友人や知人など大切な人へのギフトとしてマグカップや食器などの記念品制作をご検討中の方は、備前焼 陶吉までお気軽にご相談ください。
会社名 | 有限会社陶吉 |
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ショップ名 | 備前焼 陶吉 |
販売責任者 | 尾仲 忍 |
住所 | 〒705-0001 岡山県備前市伊部668 |
電話番号 | 0869-64-1236 |
FAX番号 | 0869-64-1237 |
メールアドレス | info@toukichi.co.jp |
ホームページURL | https://www.toukichi.net/ |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 不定休 |
取扱商品 | 食器類(陶器) |
許認可・資格 | 古物商許可 第721210018607号 |
アクセス | 赤穂線伊部駅より徒歩5分 |
駐車場 | 有り(5台) |