コーヒーがおいしくなる

食器を変えただけで飲み物の味が変わることは、信じられない方も多いかもしれませんが、備前焼に注ぐことでコーヒーを始めとした飲み物の味がまろやかに感じられます。苦味がなくなり甘みが増すのが特徴です。

コーヒーを入れると甘みが増す理由は、備前焼の素材であるヒヨセという土にあります。ヒヨセには有機物が豊富に含まれており、焼き上げる際に化学反応で細かな凹凸がつくられるのです。

備前焼にある見えない凹凸がコーヒーの苦味を取り除いてくれるため、まろやかな味に仕上がります。

コーヒーだけではなくビールを注いだ場合も凹凸によって細かな泡立ちにより、クリーミーな印象になるので普段ビールをよく飲む方にもおすすめです。

コーヒーを入れるためのマグカップとしての利用はもちろん、ドリッパーとしてつくられた備前焼の商品もあります。コーヒーにこだわりがあり、機械ではなく毎日ドリッパーで淹れている方は、ぜひ備前焼でドリップしてみてください。日々のコーヒーの味が格上げされます。

備前焼は保温性が高い

注いだコーヒーの温度が下がりにくいのも備前焼の大きな特徴です。備前焼の素材はヒヨセ以外の種類も使われる場合もありますが、基本的に土だけで作られます。土だけでつくられた食器の中には多くの空気が含まれているため、温度が変わりにくくなっているのです。

温かいコーヒーの温度が下がりにくくなるだけではなく、夏場に冷たいアイスコーヒーを入れた場合にはぬるくなりにくいので、季節を問わずおいしいコーヒーの味を維持できます。

使う期間が長くなるほど触り心地がよくなる

備前焼は、長く使うほど肌触りがよくなる点も大きな特徴です。備前焼の目に見えない細かな凹凸は、内面だけではなく外側にもあります。

何度も繰り返し使っているうちに自然に外側の凹凸が削れ、平らになっていくのです。触ったときの感触がなめらかになるだけでなく艶も出てきて、おしゃれになります。使い方次第によって凹凸のなくなり方は異なるため、自分だけの表面になるのが醍醐味です。

また、備前焼は歴史が感じられる食器のため、いつまでも仲のよい夫婦でいて欲しいという想いをこめる結婚祝いのギフトとしても向いています。将来的にも長く住む新築祝いのギフトにもおすすめですし、もちろん自分で長く使用するために購入する食器としても最適です。

備前焼は割れにくい

他に挙げられる備前焼の魅力は、落としても割れにくいほどの頑丈さです。うわぐすりと呼ばれる表面に塗る薬品などは利用せず、混ぜた土だけで仕上げるために食器全体が引き締まります。

一般的な焼き物とは異なり、下記のように時間が長くかけられているのが特徴的です。

• 土を300回ほど練る
• 1200度以上で約2週間焼き上げる

引き締まり方が強いため、備前焼には「投げても割れぬ」という枕言葉があるほどです。

備前焼 陶吉では備前焼のコーヒーカップからドリッパーまで豊富な種類を揃えています。おしゃれな備前焼が欲しい方、備前焼のギフトをお探しの方は、ぜひオンラインショップをご覧ください。